日系アメリカ人リーダーシップ・シンポジウム 2025 | ひろしまから希望へ:世界の平和と安全保障に対する日系アメリカ人の視点
- 日時
2025年3月3日 (月) 6:30 pm – 7:45 pm
Date: 2025年3月3日 (月)
Time: 18:30-19:45 (開場 18:00)
Venue: 広島女学院中学高等学校 ゲーンズホール(広島県広島市中区上幟町11-32)
Registration: https://usjc.wufoo.com/forms/qop8h4m15kjp46/
※入場料無料
※日英同時通訳あり
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Event Description:
米国における日系人社会と日本の相互理解を促進し、両者の長期的な関係を強化することを目的として、2000年より外務省主催の在米日系人リーダー訪日プログラム(略称:JALD)が実施されており、米日カウンシルは本プログラムの運営を担っています。2025年は全米各地で活躍する日系アメリカ人10名を約1週間日本に招き、広島県および東京都を訪問し、政官民の幅広い有識者との交流を図ります。プログラムの一環として開催する本シンポジウムは、日本における米国日系人社会に対する理解の促進と日米対話の推進を目的としています。
2025年に広島が原爆投下から80周年を迎え、日本被団協の核軍縮活動に対するノーベル平和賞受賞を世界が祝う中、本セッションでは、世界の平和と安全保障を推進する上で、日系人が果たすべき役割について考えます。第一部では、基調講演者に広島県知事の湯崎英彦氏を迎え、平和に係る取り組みについてお話しいただきます。第二部では、JALDプログラム参加者の中から4名の代表者が登壇し、広島に受け継がれる遺産、平和構築への日系アメリカ人の貢献、そして安全で公正な世界を目指す彼らの提唱が歴史によってどのように形成されたのかをパネルディスカッション形式で議論します。また、ファミリールーツや日本との繋がりなど、日系アメリカ人の歴史と遺産についても共有します。
相互理解と国際協力の促進という日米両国の優先事項に沿った本シンポジウムは、現代のグローバルな課題に取り組む上での文化交流や歴史共有の重要性にも焦点を当てます。パネリストたちは、広島の教訓が平和、和解、そして日米パートナーシップの更なる強化に向けて、次世代をどのように導くことができるか、参加者の皆さんとの対話を促進してくれるでしょう。
米日カウンシルについて:
米日カウンシルは、日米関係を強化すべく、国際的なリーダーを育成し、つなげる組織です。日米両国のメンバーで構成される私たちのコミュニティは、多様性に富んだ活気あるネットワークであり、日米双方の共通課題に対する解決策を生み出すための専門的・個人的な深いつながりを育んでいます。米日カウンシルは、2009年に日系アメリカ人らによって設立された501(c)(3)非営利団体で、ワシントンD.C.に本部を置いています。2012年には日本法人である米日カウンシル―ジャパンが設立され、2013年に公益財団法人に認定されました。
お問い合わせ:
U.S.-Japan Council
Email: [email protected]
主催:米日カウンシル
後援:外務省、広島県、広島市、広島県教育委員会、へいわ創造機構ひろしま(HOPe)
助成:独立行政法人 国際交流基金
協力:広島女学院中学高等学校、NPO法人 Peace Culture Village
Speakers
基調講演者
湯﨑 英彦
広島県知事
東京大学卒業、スタンフォード大学経営学修士(MBA)を取得。1990年に通商産業省(現:経済産業省)に入省。自動車、対米通商、エネルギー、ベンチャー等を担当し、シリコンバレーVCに出向。退官後、株式会社アッカ・ネットワークスを設立し、代表取締役CEOとして個人向け・法人向けブロードバンドの普及を通じ、日本のインターネット産業の基盤構築に貢献。同社は2005年に上場。2009年の広島県知事選挙で初当選し、以降、四期連続の再選を果たす。
モデレーター
デリック・ヤネヒロ(カリフォルニア州ロサンゼルス)
ABCネットワークニュース プロデューサー
ヤネヒロ氏は、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とするABCネットワークニュースのプロデューサー。外務省および米日カウンシルの「Kibou for Maui」プログラムを取り上げたシリーズ「Maui Strong 808」の主任プロデューサーを務める。また、「Good Morning America」、「World News Tonight」、「Nightline」にてエンターテインメントや速報ニュースを担当。ABCニュースでインターンとしてキャリアをスタートさせ、5回のエミー賞受賞歴を持ち、現在はプロデューサーとして活動。アジアの物語を主流メディアで伝えることの重要性を認識し、その実現に尽力している。アジア系アメリカ人ジャーナリスト協会の会員であり、若手アジア系ジャーナリストの指導にも取り組む。日系3世で、ハワイ州ホノルルで生まれ育ち、ロングビーチ州立大学で放送ジャーナリズムの学位を取得。
祖先の出身地:山口県
パネリスト
エレン・カメイ(カリフォルニア州マウンテンビュー)
マウンテンビュー市長
カメイ氏は、シリコンバレーの中心地に位置するカリフォルニア州マウンテンビュー市の市長である。同市はシリコンバレーの中心に位置し、86,500人を超える住民、国内外に名を馳せる企業、小規模ビジネスコミュニティを有する。カメイ氏は、中国系・プエルトリコ系アメリカ人の母親と、ハートマウンテン収容所で生まれた日系アメリカ人の父親を持つ。行政の専門家であり、連邦議会、ニューヨーク市、カリフォルニア州議会など、あらゆるレベルの政府で働いた経験を有し、現在はAT&Tカリフォルニアの渉外部の一員。「Silicon Valley Business Journal」の女性インフルエンサー賞受賞者であり、カリフォルニア都市連盟で、ベイエリアの36都市からなるペニンシュラ部門の前会長。ペンシルバニア大学で行政学修士号、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で学士号を取得し、ハーバード大学ケネディスクールの地方自治体向けエグゼクティブプログラムを修了。
祖先の出身地:和歌山県
アン・テラニシ(ハワイ州ホノルル)
アメリカン・セービングス・バンク社長兼CEO
テラニシ氏は、アメリカン・セービングス・バンク(ASB)の社長兼CEOであり、同銀行の取締役。弁護士としての経歴を持ち、20年近い銀行業務経験の中で、運営部門の上席副社長を務め、デジタルバンキングサービスや自動化を推進。また、銀行全体のコンプライアンスプログラムを導入し、小売クレジット部門にて消費者ローンを最速の取扱い水準に導き、顧客満足度を重視する体制を構築。地域社会で活発に活動し、次世代リーダーを指導するほか、米日カウンシルを含むさまざまな団体の理事を務める。クラレモント・マッケナ大学で国際関係と経済学の学士号を取得し、カリフォルニア大学ロースクールで法務博士号を取得。大学生時代には関西外国語大学に留学。夫とハワイに居住、大学生の娘と10代の息子がいる。
祖先の出身地:母方は熊本県および新潟県、父方は山口県および広島県
ドーン・ヤマネ・ヒューイット(ワシントンD.C.)
クイン・エマニュエル・ウルクハート・サリバン法律事務所 パートナー
ヤマネ・ヒューイット氏は、世界有数の紛争解決専門の法律事務所であるクイン・エマニュエルの訴訟、仲裁、および調査のパートナーです。政策および国際問題の分野での豊富な経験と、米国商務省の戦略的事業担当の法務副総責任者としての政府勤務経験を活かし、投資条約、商業仲裁、内部調査、政府機関による調査、国家安全保障関連問題を含むさまざまな高リスク案件を担当。イェール大学法科大学院、プリンストン大学国際公共政策大学院、ダブリン大学トリニティカレッジ、ワシントン大学で学位を取得。米日カウンシルリーダーならびに日米リーダーシップ・プログラムフェローであり、米国アジア系太平洋アメリカ人弁護士協会のリーダーシッププログラムを率いている。夫と2人の子どもと共にワシントンD.C.に居住。
祖先の出身地:広島県