日系アメリカ人ストーリーテリング・プログラム

日系アメリカ人ストーリーテリング・プログラム(JASP)は、米日カウンシルのメンバーが日本の若者に前向きな教育的メッセージを伝えるためのプログラムです。本プログラムでは、移民に対する受容と共感、差別と偏見の克服、社会の多様性の力、そして日米間の架け橋となる役割等、日系アメリカ人にまつわる幅広いテーマを網羅し、プレゼンター自身の家族の歴史を通して語られます。

これまで多くの日系アメリカ人のストーリーテリングは、アメリカの視聴者を対象としていましたが、 JASPは、日本の視聴者を対象として企画された点に独自性があります。 JASPのプレゼンターは、日本での居住、仕事の経験があり、日本人とのコミュニケーションに慣れており、その多くが日本語のスキルを持っています。JASPのプレゼンテーションは東京を拠点とする大学での実施から始め、その後はその影響を有機的に拡大すべく、日本の他地域の大学でも活動を広げていく予定です。

JASPプレゼンテーションは、次のような様々なテーマを取り扱います。

  • 日系アメリカ人とアメリカンドリーム
  • 移民の経験:同化への課題
  • 人種による差別:「敵国人」とされた移民一世と日系アメリカ人
  • 第二次世界大戦の強制収容所の経験
  • 新一世、新二世の経験
  • 多様性と包摂の力
  • 日米間の架け橋を築く日系アメリカ人
  • 多民族との混血が進む日系アイデンティティ
  • 視野を広げコンフォートゾーンから飛び出す経験

JASPは、2020年度から本プログラムの受入れ校となった各大学でプレゼンテーションを実施しています。

JASPは、人と人との直接的なつながりを通じて日米関係を強化するという、米日カウンシルの使命を推進しています。

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