次世代サミット2021が米日カウンシルのU40コミュニティをハイライト

2021年12月、米日カウンシルは次世代サミット2021を開催し、TOMODACHIアラムナイ、U40(40歳未満のメンバー)、米日カウンシル渡邉利三寄付奨学金の奨学生など、米日カウンシルのコミュニティ内の若い世代が登壇し、それぞれの世代にとって重要なトピックを取り上げました。「Ideas to Action: Breaking Barriers for a Sustainable Community with Enduring Value」と題された本バーチャルイベントは、バイラテラル・ボードルームとメンバーズ・フォーラムを含む、2021年の米日カウンシル シグネチャー・シリーズの最終回となりました。

この2日間のイベントで、アラムナイは、政府のリーダーがTOMODACHIの影響力をどのように評価しているかを聞く機会を得ました。開会の挨拶では、米日カウンシル(日本)の事務局長、津田順子氏は「変化に伴う臆病さを払拭することで、変化をチャンスと捉えることができる」と述べました。

在日米国大使館のレイモンド・F・グリーン臨時代理大使は、TOMODACHIの使命と在日米国大使館の活動とが重なり合う事を示しながら、日米関係の重要性を強調しました。「政府、軍、企業も重要な役割を担っていますが、日米関係を維持するために最も重要なのは、日米の若者の絆であり、TOMODACHIはこのようなプログラムを通じて、日々その絆を築いています」と述べました。

J.P.モルガン支援のTOMODACHI NGOリーダーシップ・プログラムのアラムナイ、mymizuとSocial Innovation Japanの共同設立者であるロビン・敬・ルイス氏はキーノートスピーカーとして登壇し、障壁を打ち破ることをテーマに、高校卒業後から社会起業家になるまでの自身の道のりを紹介しました。本サミットの1日目の最後には、TOMODACHIサマー・ソフトバンク・リーダーシップ・プログラムのアラムナイである村上日奈子氏が登壇し、2011年3月11日の東日本大震災の体験を共有しました。TOMODACHIプログラムへの参加経験が彼女の個人的、そして社会人としての成長にいかに大きな影響を与えたかについても話しました。

2日目は、米日カウンシルのスザンヌ・バサラ会長兼CEOと在ニューヨーク日本国総領事館の山野内勘二大使の挨拶により開会しました。両者はTOMODACHIイニシアチブへの支持を表明し、このプログラムによって築かれる人と人とのつながりがもたらす影響と、その絆がいかに日米関係を強化してきたかに言及しました。

「TOMODACHIは、USJCの活動の中でも特別な位置を占めていると思います。これは、夢に向かって努力し、日米間の素晴らしい架け橋となる両国の次世代、未来のリーダーのための素晴らしいプログラムです。TOMODACHIイニシアチブは、両国の友好を深める最も優れた活動の一つです。」と、山野内大使は述べました。

また、2日目には、TOMODACHIアラムナイの地域リーダーたちが、日本の様々な地域の課題に焦点を当て、参加者と共に議論する機会が設けられました。これに続き、TOMODACHI大和ハウス学生リーダーシップ会議のアラムナイ、モニカ・エストラダ氏と2022年米国地域リーダーは、日米の各地域でTOMODACHIコミュニティを促進させるための新しいイニシアチブ、TOMODACHI アラムナイ地域フレームワークの開始を発表しました。次世代サミットは、2018年のTOMODACHIカケハシ イノウエ・スカラーズプログラムのアラムナイ、トリスタン・ノーマン氏のスピーチで幕を閉じました。ノーマン氏は、TOMODACHIイニシアチブでの経験が自身のキャリアと将来の目標に与えた影響について話しました。

本サミットは、TOMODACHIアラムナイ・リーダーシップ・プログラムの一環として、プルデンシャルの多大なるご支援を受け開催されました。