全米日米協会連合の副会長、Japan Society of Northern Californiaの理事、非営利団体「キャリア・ガールズ」の特別顧問でもある。2017年より、トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のチーフ・オブ・スタッフを務めた。シリコンバレーに拠点を置くTRIは、トヨタ自動車株式会社の子会社であり、自動運転やロボティクスなど、人間の力を増幅するテクノロジーを開発している。
大学在籍時にトビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムの奨学生に選ばれ、ボスニア・ヘルツェゴビナに1年間留学。首都サラエボにあるWar Childhood Museumに勤務し、旧ユーゴスラビア紛争やボスニア紛争を経験した人々が抱える「戦争の記憶」をテーマに研究を行いながら、クロアチア系、セルビア系、ムスリム系の子供たちのための教育プログラムを企画・実行。2020年4月からは Teach For Japan のフェローとして公立学校の英語科教員として福岡県に勤務し、「教室と世界をつなぐ」をテーマに教育プログラムをデザイン中。
パネル: 2020年に得た教訓 (変化の年)
ジェニファー・バトラー TOMODACHI-Mitsui & Co. Leadership Program
あしなが育英会留学生支援チームのマネージャーとして勤務。あしなが育英会とは、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちや、親が重度の障がいで働けない家庭の子どもたちを物心両面で支える民間非営利団体。あしなが育英会の事業の一つである「アフリカ遺児高等教育支援100年構想(Ashinaga Africa Initiative-AAI)」の下で日本の大学に通うサブサハラ・アフリカ地域出身の大学生支援が主な業務。
カメイ氏は米国に残る3つの日本人街のうちの1つ、サンノゼ日本町での活動に参加しながら育つ。JETプログラムと、2015年米日カウンシル新生リーダープログラムのアラムナイでもある。サンノゼ市のJapantown Community Congressの理事会メンバーも務めており、日系コミュニティ・インターンシップ(NCI)プログラムを監督する。以前にはサンフランシスコ、ロサンゼルス、サンノゼ日本町の地域に根差したコミュニティへ助成金を提供しているNew Generation Nikkei Fundの理事会メンバーも務めた。
同氏はカリフォルニア大学サンタバーバラ校で学士号を、ペンシルベニア大学で修士号を取得。また、ハーバード大学ケネディスクールにてSenior Executives in State and Local Government Programを修了。
八木 さくら 米日カウンシルの新生リーダープログラム(ELP)
八木さくら氏はニューヨーク市に拠点を置くTICレストラン・グループのCOOを務める。同グループは、コロナウイルスの感染拡大前は、彼女の父である八木秀峰ボン氏によって開業され、たこ焼き、オムライスから上級の居酒屋のおつまみ、和菓子、手打ちそばに至る12種類の異なる日本食を16の場所で提供していた。経営理念である「飛行機に乗らずに楽しむ日本」は、各地で提供される様々な日本食の信頼を維持するための36年間続く家族経営の一貫したゴールとなっている。2020年の3月には、コロナウイルスが同氏の故郷であるニューヨーク市を襲い、その第一波の最中に7週間に渡り娘と家族から自分自身を隔離し資金調達を行い、街中の病院で働く緊急対応要員や医療従事者へ1640食もの日本のカレーライスを提供した。同時に、6か所のレストランを閉業する中で、オンラインにおけるレストランの存在感を高めることにより、ポートフォリオの刷新を図った。この困難な2020年に、同氏はEater’s New Guards of NYC DiningとWine Enthusiast’s 40 under 40のうちの一人に選出された。
マッキャン氏はイリノイ州シカゴ出身。南カリフォルニアのレッドランズ大学ジョンストンセンターで「文化的障壁を打破する為の言語」の学士号を取得しています。シカゴ姉妹都市インターナショナルに入社する前は、在シカゴ日本国総領事館のアウトリーチ・コーディネーターとして、シカゴ公立学校の学校訪問を管理し、シカゴの人々に日本文化を紹介していました。2012年から2014年までは日本で生活し、日本交流・教育プログラムの一環として千葉県でアシスタント・ランゲージ・ティーチャーを務めました。日本語が堪能で、スペイン語にも精通しています。2018年にマッキャン氏は、WVONとアリエル・インベストメンツが発表したアーバン・ビジネス・ラウンドテーブルの「40 Game Changers Under 40 in Chicago」に選ばれました。
フィレックス・ガルシア TOMODACHI Daiwa House Student Leadership Conference
フィレックス・ガルシアは、マサチューセッツ大学ボストン校でビジネスインテリジェンスを専攻し、日本語を副専攻して情報技術の学士号を取得している、TOMODACHIアラムナイ。2017年には、ボストンで開催されたTOMODACHI大和ハウス学生リーダーシップ会議に参加。日本語クラブの会長を務め、日本文化の普及や学生同士のコミュニティ意識の醸成を目的としたイベントを企画した。また、UMass BostonのLatino Leadership Opportunity Program (LLOP)のメンバーであり、テック業界における黒人やラテン系の従業員の不完全な存在感に対処するために考案されたHack.Diversityのフェローでもある。現在はRapid7でITプロジェクト管理インターンとして働いている。
司会
三原 黎香 Building the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Program; TOMODACHIアラムナイ ・インターン
三原黎香は、上智大学国際教養学部で比較文化を専攻し、美術史・宗教・哲学を学んでいる。2020年5月から、TOMODACHIアラムナイ ・インターンとしてTOMODACHIアラムナイ 向けイベントの企画・広報・運営のサポートに携わっている。2020年初めにはBuilding the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Programに参加し、市民社会の活動やセクター間のパートナーシップを学んだ。2019年には、日本財団パラリンピックサポートセンターでのインターン、日本赤十字社発行『赤十字ボランティアのための情報誌RCV』の編集委員、ラグビーワールドカップ2019日本大会や第7回アフリカ開発会議でのボランティアとして活動。今後、さらなる共生社会に向けた芸術活動に関わっていきたいと考えている。
サラ・S・ケイ氏はプルデンシャル・ファイナンシャル・インクルーシブ・ソリューションズの副社長。現在の任務は、同社の包括的な経済成長のため、戦略的な慈善活動とパートナーシップを率いること。慈善活動への助成金、共通の価値を持つパートナーシップ、能力に応じたボランティアプログラムを通して、仕事と幸福の機会の拡大、コミュニティの強化、退役軍人とその家族のためのサービスの向上、災害への対応と復興に向けた活動へのプログラム戦略を監督する。ケイ氏は現在、National Fund for Workforce Solutionsのパートナー評議会、JerseyCANの役員、Council for Innovative Funding for Career Outcomes for Social Financeの議長を務める。ウェルズリー大学より心理学の学士号、ハーバード教育大学院より教育学の修士号を取得。