オードリー・山本

会長兼CEO
米日カウンシル

現在、アジアン・アメリカン・ファウンデーション(TAAF)のチーフ・オペレーティング・オフィサーを務める。アジア系ヘイトの高まりを受けて設立されたTAAFは、憎悪と差別の根本的原因に取り組むことで、長らく不足していたアジア系・太平洋諸島系コミュニティへの投資を強化している。

20年以上非営利慈善事業を指揮し、連携的なチームを築くと同時に、それぞれの組織が最大限の力を発揮できるよう着実に支援してきた。

TAAFに加わる以前は、サンフランシスコ・ベイエリアで最も社会的弱者であるアジア系・太平洋諸島系の人々への支援に特化した初の財団である アジアン・パシフィック・ファンドの会長兼エグゼクティブ・ディレクターを務めた。在任中に同ファンドは、知名度を高める新たなプログラムを立ち上げる一方、過去最多の資金調達と助成金交付を達成。サンフランシスコにあるチルドレンズ・クリエイティビティ・ミュージアムのエグゼクティブ・ディレクターを務めた経験も持ち、戦略的なリブランディングを通じてミュージアムをかつて例のない成長へと導いた。 

カリフォルニア大学サンディエゴ校で経済学学位、カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソン・スクールでMBAを取得(専門は非営利組織の経営とアントレプレナーシップ)。2023年、日本の外務省が主催する「在米日系人リーダー訪日プログラム」に選出され参加。アラメダ郡女性殿堂入りを果たす。非営利財団リーダーシップ・カリフォルニアのアラムナスであり、アジアン・ビジネス・リーグのリーダーシップ・アワードを受賞。 

日系アメリカ人4世。生まれ育ったサンフランシスコ・ベイエリアで、家族とともに暮らす。学生時代は夫と日系アメリカ人リーグでバスケットボールを楽しみ、今では息子二人がプレーをする姿を温かく見守っている。