アジア系アメリカ人州議会議員が訪日、日本の政治・ビジネスのリーダーと面談

プレスリリース

多文化的な背景を持つ米国各地のアジア系アメリカ人の州議会議員6名が2019年度アジア系アメリカ人リーダー訪日プログラムに参加し、12月7日から14日にかけて、東京、京都、大阪と鳥取を訪問しました。一行は日本の政治のリーダー、企業の幹部、非営利団体のリーダー等と面談して意見交換を行い、日米関係の強化につながるネットワークを構築しました。

本プログラムは2014年に始まりました。2019年度の参加者は、中国、日本、インド、韓国、マレーシア、ベトナムにルーツを持つ、以下のアジア系アメリカ人州議会議員6名です。4名にとっては、今回が初めての訪日となりました。

  • クリス・チュン   (インディアナ州下院議員)
  • ニマ・クルカルニ   (ケンタッキー州下院議員)
  • ロシェル・グウェン  (ネバダ州下院議員)
  • ミイ・リン・タイ(ワシントン州下院議員)
  • カイル・ヤマシタ (ハワイ州下院議員)
  • マイク・イン(ワイオミング州下院議員)

一行は、東京、大阪と京都で、外務省北米局の鈴木量博局長、ジョセフ・ヤング在日米国大使館首席公使、大阪府議会議員や国会議員をはじめとする政府、企業、非営利団体のリーダーと面談しました。また、経団連、関西経済同友会、ダイキンを代表するビジネスリーダー、NHKのジャーナリストの道傳愛子氏、安全保障・外交専門家の道下徳成氏、笹川平和財団の田中伸男会長、米国政治を専門とする「アメリカ現状モニター」のプロジェクトメンバーなどと会いました。

本年のプログラムで特徴的だったのは、県民57万人の人口最少県、鳥取への訪問でした。一行は、高齢化や地元産業の弱体化といった、地方都市が直面する課題にどのように取り組んでいるかを地元のコミュニティから学ぶため、平井伸治鳥取県知事、非営利団体や社会起業家と懇談しました。また、青翔開智中学校・高等学校の学生とのディスカッションに参加し、日本から見た米国と米国から見た日本などについて語りました。

プログラムの一環として、一行は、「リーダーシップの多様化:アジア系アメリカ人州議会議員が歩んできた道のり2019」と題した東京でのパネル講演会にも登壇しました。Nobuko Forum Japan代表の佐々江信子氏がモデレーターを務めた同講演会で、一行は、様々なキャリアを経てアジア系アメリカ人の政治家として歩んできた道のりと、米国の政府における多様性の重要性について語りました。米日カウンシル会長のアイリーン・ヒラノ・イノウエも挨拶を行いました。

また、東京で一行は「長期リーダーシップ促進イニシアチブ:インド太平洋サミット (Advancing Long-term Leadership Initiative: ALLI)」にも参加し、16か国から来た43人の若者とともに、共通の課題や目標に向けた協力や、インド太平洋におけるアイデンティティについて語りました。

アジア系アメリカ人リーダー訪日プログラムは、日米間の人と人とのつながりを構築することに寄与する非営利団体である米日カウンシル、そして笹川平和財団が、全米州議会議員アジア太平洋系アメリカ人幹部会と連携して実施しています。プログラム詳細と議員のプロフィールにつきましては、以下のウェブサイトをご参照下さい: http://ja.usjapancouncil.org/aald

【ワシントンDC】
アリソン・アードランド
パブリックリレーションズ・マネージャー
[email protected]
(+1)202-223-6843

【東京】
津田順子
米日カウンシルージャパン 事務局長
[email protected]
03-4510-3401