スザンヌ・バサラ
2020年5月に非営利団体「米日カウンシル」の新たな会長兼最高経営責任者(CEO)として就任。故アイリーン・
ヒラノ・イノウエの後任となる。ワシントンDCを拠点とする米日カウンシルは、日米関係を強化すべく、多様なリーダーを育成し、つなげる組織である。
全米日米協会連合の副会長、Japan Society of Northern Californiaの理事、非営利団体「キャリア・ガールズ」の特別顧問でもある。2017年より、トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のチーフ・オブ・スタッフを務めてきた。シリコンバレーに拠点を置くTRIは、トヨタ自動車株式会社の子会社であり、自動運転やロボティクスなど、人間の力を増幅するテクノロジーを開発している。
TRIに入る前は、2012年から2017年まで米日カウンシルの取締役副会長と最高執行責任者(COO)を務めた。そこでは、米日カウンシルの幹部として人と人とのつながりを強化し、特に、東日本大震災後の復興をきっかけに設立された官民パートナーシップ「TOMODACHIイニシアチブ」で次世代リーダーの育成に携わった。
元米国海軍士官であり、2004年に少佐として退官した。海軍で勤めた13年の間、日本、米国防総省、ディエゴガルシア島を含む各地で勤務。退官後は、ワシントンDCで米国防長官室日本部長として勤務した。その後、ジョン・ルース駐日大使のシニアアドバイザーに任命され、2010年から2012年まで東京の米国大使館で勤務し、安全保障、経済、政治、文化交流等日米関係の課題において大使をサポートした。 バージニア大学で学士号、ジョージ・ワシントン大学でアジア研究学の修士号を取得。2008年には、日米同盟に尽力した人物に贈られる加藤良三賞を受賞した。