概要

米日カウンシルは、米国国務省と提携し、日米の学生の交流機会を支援する教育基金プログラムであるミネタ・アンバサダー・プログラム(MAP)を始動できたことを光栄に思います。MAPは、2024年4月にワシントンDCで行われた首相の公式訪問および国賓晩餐会の際に、ジョセフ・R・バイデン・ジュニア大統領と岸田文雄前首相(当時)によって発表されました(「日米首脳共同声明」全文は、こちらでご覧いただけます)。

新しく誕生したこのプログラムは、日米関係の未来を確かなものにするため、次世代のリーダーに投資するという私たちの共通の使命を反映したものです。MAPは日米両国で学生の留学機会を創出することにより、グローバルマインドを育成し、長期的な二国間関係を育み、日米関係をさらに強靭なものにします。MAPは、日米関係を強化し、次世代のグローバルリーダーを育成するというMAPのビジョンを共有してくださるスポンサーの皆様のご厚意により成り立っています(下記スポンサー一覧をご参照ください)。

米日カウンシルはミネタ・アンバサダー・プログラムを運営し、在日米国大使館は米国政府主導でプログラムの指導と支援を行います。MAPは日米間の交流を促進する機関に助成金を提供します。MAP修了生は米日カウンシルのTOMODACHI世代ネットワークにも参加することができ、他のTOMODACHI修了生との人脈作りの機会、米日カウンシルメンバーとの交流の機会、年間を通じたバーチャルイベントや地域イベントなどが用意されています。

MAPは、2024~25年度パイロットプログラムとして始動し(下記参照)、2025~26年度MAP助成金の提案書を2024年10月28日より受け付けています。詳細は本ページ下記をご覧ください。お問い合わせは、[email protected] までお願いいたします。

提案書の依頼(202526年度)

ミネタ・アンバサダー・プログラムでは、2025~26年度を対象とした提案書を、2024年10月28日から2025年1月15日まで受け付けています。以下の重要事項を必ずご確認ください

応募資格

注意事項:MAP助成金は、大学生および高校生の生徒学生交流を促進する機関に対して直接提供されるものであり、個人には提供されません。奨学金を希望する個人は、日米の学部生および大学院生を対象にした、米国または日本での留学プログラムや学位取得を目的とした留学に経済支援を提供している渡邉利三寄付奨学金プログラムを運営する米日カウンシルをはじめ、留学に経済支援を提供している団体にご応募ください。 

2025~26 年度を対象にした提案書を提出するには、助成対象となる団体が以下の資格基準を満たす必要があります。

  • 参加者の意欲的指標をいくつか満たす能力があること(下記参照)
  • 米国の非課税団体であること、または日本でこれに相当する団体であること
  • (大学または高校レベルの) 生徒・学生交流の促進において、実証的な成功を収めていること、そして/またはその経験のある職員がいること
  • 基金の主要な/唯一の受領者であり、かつ学生交流の促進者であること
  • 国の政府機関や省庁は通常MAP基金の対象となりませんが、地方自治体や特定の政府関連機関(公立学校、経済開発公社など)、高等学校(私立校および国立大学附属校を含む)、高等教育機関、それぞれの国で非課税で助成金を受け取ることができる非営利団体は対象となる可能性があります(資格の有無については直接お問い合わせください)。

交換プログラム参加者は、以下の資格を満たしていること。

  • それぞれの国(米国または日本)の市民または永住権保持者であること
  • 適切な渡航/入国ビザを取得できること
  • 米国または日本の高等学校または認定大学において、学業成績が優秀であること
  • 高校生(留学・短期訪問プログラム)については
    • 保護者の同意が得られること
  • 大学生(留学)については
    • 学部生および大学院生(対象となる留学プログラムには、直接入学、提携/第三者、交換留学、学位取得があります)
    • 次年度、米国または日本の大学または認定学術センターで交換留学プログラムまたは単位取得コースを受講する予定であること

参加者の意欲的指標

MAPは、機会に恵まれない大学生及び高校生に対して機会を提供することを意図しています。選考委員会は、その選考過程において、以下のグループを支援するようなプログラムを優先します。 

  • 海外での日米交流の経験がない参加者
  • 女子参加者
  • (日本人参加者の場合)首都圏以外出身の参加者
  • (アメリカ人参加者の場合)歴史的に社会的地位の向上に困難を要した地域出身の参加者

申請方法

MAP助成金を申請するには、提案書(2~3ページ以内、英語)に以下の情報を添えて、[email protected]まで電子メールでご応募ください。

  • 組織名と簡単な沿革
  • 担当者(氏名、肩書、連絡先)
  • 学生交換留学の経験/専門知識
  • 交換プログラムの提案(1ページ)
  • プログラムの日程と期間
  • 交換プログラム参加者の人数
  • 予想される参加者構成(上記の指標を参照のこと)
  • 必要な資金額と概算費用の内訳

助成金スケジュール

2024年10月28日~2025年1月15日申請期間(提案書)
2025年2月28日受領団体への決定通知
2025年3月15日助成金受領の同意書への署名締切日
2025年4月15日助成金支払い

助成金受領者による報告

プログラム開始前に、助成金受領者は米日カウンシルに全参加者の連絡先と参加者構成を提出してください。これには、氏名、電子メールアドレス、電話番号、緊急連絡先、居住国、国籍、人種/民族、年齢、性別、出身校および受け入れ校の名前、教育レベル、取得中の学位および専攻、そして達成した指標の概要(上記参照)などが含まれます。

プログラム終了後 60 日以内、または同年 9 月 30 日までに(いずれか早い方)、助成金受領者は米日カウンシルにプログラム最終報告書を提出してください。この報告書には、プログラムの成果に関する記述、プログラム活動の説明、参加者の体験談や参加した特別なイベントや活動を含む参加者情報、メディア報道のリスト、プログラム終了後のアンケート調査、プログラム終了時の財務報告などを含むものとします。

よくある質問

2025~26年度のMAP基金の受領対象者として選ばれる機関はいくつありますか?

 1学年度に1教育機関に授与されるMAP基金の最高額はいくらですか?

比較的少額のMAP基金の申請をすれば、授与される可能性は高くなりますか?

MAP基金を、他の資金源からの資金に追加または補完できますか?

申請機関は、予算案に諸経費を含めることができますか?

後日、MAP 基金の支給額を調整することは可能ですか?

助成金は、新規の交換プログラムに支給されますか、それとも既存の交換プログラムのみに支給されますか?

交換プログラムはいつ実施されなければなりませんか?

複数年にわたる提案書も考慮されますか?

どのような種類の交換プログラムが助成の対象となりますか?

同じ年度に複数の提案書を提出することはできますか?

MAP基金の申請に費用や手数料はかかりますか?

既存の交換プログラムに参加している学生に助成金を支給することはできますか?

後日、MAP基金の交換プログラム参加者の数を調整することは可能ですか?

MAP基金を授与された場合、資金はどのように支払われますか?

MAP基金を授与された場合、その使用を延期することはできますか?

MAP基金の受領に関連して、報告義務やブランディング・ガイドラインなどの条件はありますか?

MAP基金を使って、キャリアプログラムなどを支援することはできますか?

学生は米日カウンシルに直接MAP基金を申請できますか?

この「よくある質問」に掲載されていない質問があります。どこに問い合わせればよいですか?

パイロットプログラム(2024~25年度)

ミネタ・アンバサダー・プログラムは、2024~25年度パイロットプログラムとして始動しました。本パイロットプログラムには、海外留学(学期および通年)と短期訪問プログラムがあり、日本の高校生と大学生および米国の大学生、合計25名が参加し、相手国に留学するための資金を提供します。

助成団体

日米交流財団

  • 12 名のアメリカ人学部生(プロフィールはこちらからご覧いただけます)
  • 2024年秋から始まる学期および 通年の海外留学 

Kizuna Across Cultures

  • 7名の日本人高校生
  • 2025年夏のワシントンDCへの短期訪問プログラム

米日カウンシルより奨学金を直接受領する学生

  • 6名の日本人学部生と大学院生(プロフィールは下記をご参照ください)
  • 2024年秋から始まる学期および通年の海外留学

概要

  • 助成金総額:206,500ドル
  • 学生総数: 25名
    • 日本人学生13名、アメリカ人学生12名
    • 大学生18名、高校生7名
    • 大学院生1名、学部生17名、短期訪問7名

ミネタ・アンバサダー・プログラム2024-25奨学生(米日カウンシルより奨学金直接受領)

Ayaka Asano

Yumi Ashida

Sakura Chujo

Kimika Shiratori

Yuya Tano

Kento Yanagishita

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ミネタ・アンバサダー・プログラムは、日米関係を強化し、次世代のグローバルリーダーを育成するというMAPのビジョンを共有してくださるスポンサーの皆様のご厚意により成り立っています。 

* 主なスポンサー

このプログラムへの支援を表明してくださった他の皆様にも心から感謝いたします!

寄付

ミネタ・アンバサダー・プログラムのご支援にご興味・ご質問のある方はお手数ですが米日カウンシル[email protected] までご連絡ください。こちらから追ってご案内の連絡をさせて頂きます。