
8月28日、第37回ビジネス・アドバイザリー・ボード (BAB) ミーティングが東京アメリカンクラブにて開催されました。Sakana AIの共同創業者兼CEOであるデイビッド・ハ氏を基調講演者に迎え、「Building AI in Japan」と題して講演が行われました。本イベントには、120名を超えるビジネスリーダーに加え、次世代リーダーとして計4名のTOMODACHIアラムナイとインターンが参加しました。
本会は、米日カウンシル副会長のフレッド・カタヤマが司会を務め、評議会副会長の田中正明氏と名誉理事のキャシー・松井氏 (MPower Partners) が、参加者への挨拶と米日カウンシルの活動を紹介しました。また、講演に先立ち、参加者を代表してデイビッド・リチャーズ氏 (モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)、飯田 香織氏 (NHK)から自己紹介スピーチが行われ、日米での経験や米日カウンシルへの関わりなどを語りました。
講演の中で、ハ氏は、AI分野における世界的な競争が激化する中、日本が独自のAI技術を開発し、アメリカと中国が持つ最高の技術と統合することの戦略的重要性を強調しました。Sakana AIでは日本社会と文化に適した「AIの民主化」を推進し、人口減少による労働力不足など、日本が直面する社会課題を解決するAIソリューションの提供を目指していると説明しました。さらに、アニメや文化など日本が持つ「ソフトパワー」には、世界中のエンジニアを惹きつける魅力があり、日本が世界水準のAIを構築する上で大きな優位性となると述べました。講演の最後に、ハ氏は、人類が集合知によって知識を発展してきたのと同じように、複数のAIモデルを掛け合わせることでより優れた知能を開発することへのビジョンを語り、日本発のAI企業として、早期の収益化と持続可能な研究開発の実現への決意を表明しました。

講演後には参加者同士の交流を目的とした、ネットワーキング・ディナーが行われました。TOMODACHIアラムナイの浅野綺花氏(Mineta Ambassador Program ’25)は、ビジネスリーダーの参加者たちとの会話から、バイリンガルで多文化的な環境で働く道が自分にも開かれていると希望を持つことができたと感想を語り、これからもたくさんの新しいことに挑戦する機会があることに気づかされたと述べました。
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この記事は第37回BABに参加した、ディベロップメント インターンの清水 萌が執筆しました。