
ビジネス・アドバイザリー・ボード(BAB)を構想・設立し、10年以上の長きにわたり議長として力強く牽引してくださった田中正明氏に、深く感謝の意を表します。BABの発足以来、日米から2,500名にのぼるトップクラスのビジネスリーダーが集い、両国間における極めて重要なビジネストピックについて議論を重ねてまいりました。米日カウンシルのビジョンとミッションに対する同氏の多大なるご支援とご尽力に、心より厚く御礼申し上げます。
2026年1月29日、第38回ビジネス・アドバイザリー・ボード(BAB)ミーティングが東京アメリカンクラブにて開催されました。今回は、株式会社Provigate 代表取締役・CEO 関水康伸氏を基調講演者として迎えました。革新的な糖尿病管理技術と行動変容に関する関水氏のプレゼンテーションには、70名を超えるビジネスリーダーやTOMODACHIアラムナイが集まりました。

米日カウンシルのシニア・アドバイザー 田辺靖雄が司会を務め、副会長のフレッド・カタヤマ、および評議員会副議長のキャシー・松井氏(MPower Partners)が、開会の挨拶および最新の活動報告を行いました。基調講演に先立ち、参加者を代表して栗山千三氏(KNT-CTホールディングス株式会社)とジン・モンテサーノ氏(株式会社LIXIL)が、日米でのビジネス経験や、米日カウンシルとの関わりについて語りました。

講演の中で関水氏は、世界で5億8,900万人が罹患し、世界の医療費の10%以上を占めるという、現代社会において最も深刻な健康課題の一つである糖尿病について言及しました。また、糖尿病は「自己責任による病」であるという一般的な誤解に疑問を投げかけ、遺伝的、エピジェネティック(後天的)、そして環境的要因という、個人の選択を超えた要素が大きく関連していることを強調しました。
将来へのビジョンとして、血液中と唾液中の糖化アルブミン値に相関関係があるという研究結果を明かし、体を傷つけず唾液による検査が可能になる展望を示しました。今後は、郵送によるテストから迅速な家庭用テストへ、そして完全に非侵襲的な唾液での検査へと拡大していくロードマップを説明しました。

基調講演後にはネットワーキング・レセプションが行われ、参加者らは交流を楽しみました。

参加したTOMODACHIアラムナイの久松遥氏(TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム ’22)は、「看護師として、以前から糖尿病ケアやフォローアップ、行動変容のサポートに強い関心があり、重要かつ継続的な課題だと感じていました。この分野の第一線で活躍されている関水さんと直接お話しできたことは、非常に有意義で刺激的な経験でした。実際の取り組みや視点を学ぶことができ、大きなモチベーションになりました。」と感想を述べました。
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